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事業紹介

電気制御システムとは

身の回りのたくさんのものに使われている電気。配電制御システムとは、その電気を安全・安心・快適に利用するためにコントロールする製品であり、表に出ることは少ないですが、世界の基幹産業を陰でしっかりと支えているものになります。
そんな業界の中でリーディングカンパニーであるテラサキは、2023年10月1日で創業100周年を迎えました。100年の歴史の中で積み上げてきた経験とノウハウを武器に、さらなる進化を遂げるため、社会になくてはならない製品を、これからも生み出し続けていきます。

船舶用システム事業

世界中へ大量のものの輸出入を行うにあたって、大きな役割を担っている船舶。
液化天然ガスを運ぶLNG船や自動車運搬船など生活になくてはならないものを運んだり、豪華客船で優雅な時間を過ごす時など、実は私たちの日常と船舶には深い関わりがあります。

そんな船舶の安全保持に欠かせないのがテラサキの船舶用制御装置で、船舶が長期間にわたる航海を安全に進めるためには、船舶のエンジンプラントや電力プラントを完璧に監視制御するシステムが必要となります。
船舶は一隻一隻がオーダーメイド。その船舶に搭載される配電制御システムもオーダーメイドです。テラサキは1万t以上の大型船舶向けの、「配電制御システム」や「機関監視制御システム」などの開発・設計・製造・販売を一貫して行っており、半世紀以上に渡って世界の海運・造船界を支えてきました。
近年では、停泊時に船舶の発電機エンジンを停止し陸上より必要量の電力を供給することで、船舶から排出される環境汚染物質を減少させる電力供給システムなど、海洋環境保全へとつながる製品などにも力を入れています。
配電制御システムや機関監視制御システムの分野においては、世界トップレベルの技術力・供給力を有しており、大型船舶への搭載実績は22,000システムを超え、世界のリーディングカンパニーとなっています。

船舶用システム製品

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産業用システム事業

普段何気なく利用している鉄道施設や商業施設、暮らしに必要なものを生み出す工場や、だれかの命を守る病院、そして電気をつくりだす大規模プラントや発電所。見渡せば私たちの今の快適で安心で便利な暮らしの裏には電気の存在が欠かせません。

船舶分野で長年培った技術を「産業用配電制御システム」として応用しており、電気をコントロールすることで世界中の様々な産業を支えています。使用電力が大きく、高い制御技術が求められる難易度の高い物件に導入されており、技術力に対して高い評価をいただいています。
国内だけにとどまらず海外でも多く採用されており、海外進出した日本企業の現地工場やプラント、開発途上国の発電プラントや淡水化プラントなどのプロジェクトに積極的に参入して、着実に実績を重ねています。特に海外では気温の差が激しい国や湿度の高い国など、気候が不順な国や地域が多く、高い技術を持つテラサキへの需要も大きくなってきています。
また、次世代のエネルギー供給システムとして注目されているのが、エンジンなどの排熱をエネルギーとして活用する仕組み「コージェネレーション」。テラサキはコージェネレーションの分野でもまた、国内トップクラスのメーカーとして、各界から注目を浴びており、それ以外にもスマートグリッド(デジタル機器による通信能力や演算能力を活用して、電力需給を最適化するシステム)の分野においても、船舶分野のノウハウを活かして高レベルのシステム開発に取り組んでいます。

産業用システム製品

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機器(ブレーカ)事業

暮らしを豊かにしてくれる電気ですが、電気事故というリスクが存在します。異常電流を遮断することで危険な電気事故を未然に防ぎ、施設やシステム、そして人命を守る重要な役割を果たす装置が「ブレーカ(配線用遮断器)」です。

1960年、日本で初めてブレーカの自社開発に成功したテラサキ。その後も技術革新を進めて様々な国際規格を取得し、欧州、東南アジア、中近東、南米など、今後もブレーカ需要の成長が予想されるマーケットに、技術力・開発力を注入し、エリアニーズに対応した世界標準の製品をお届けしています。国内市場においては、情報通信技術との統融合を踏まえ構内ネットワークシステム対応型の新製品開発などに注力しています。
ブレーカは船舶にも使用されており、世界トップクラスのシェアを持つ船舶用システム事業でのブランド力を活かして、船舶の分野でも戦略的に市場を拡大しています。
多くの技術の結晶体であるブレーカにおいて、テラサキでは開発から設計・製造まで一貫したものづくりを行うことができる製造工程はもちろん、遮断試験場や、各種試験装置も社内に有しており、その恵まれた環境で培われた高い技術力・開発力は世界トップクラスを誇っています。
目にする機会は少ないブレーカですが、電気を使うところでは、必ず必要で、商業、公共施設など至る所に搭載され、暮らしを守っています。

機器(ブレーカ)製品

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メディカルデバイス事業

船舶事業で培った電気電子のノウハウおよび制御ノウハウを基に、最先端の医療機器技術を兼ね備えた製品を開発設計・製造しています。主な製品は人工透析装置で、腎臓が悪い方向けに血液中の老廃物を取り除いたり水分を調整したりする医療機器で、人々の健康に貢献しています。

メディカルデバイス事業では、国際規格である医療機器の品質マネジメントシステム「ISO13485」を取得。自社工場で、医療機器の開発から設計、製造まで一貫した体制を築いており、開発から量産への移行期間を短縮するため、開発段階から製造工場と情報共有を行い、計画的な生産体制を整える作り方はテラサキならではの特徴です。

医療分野では、研究開発から診断・治療の領域を支える医療関連機器製品が必要とされており、テラサキではそれぞれの領域において活用いただける、人工透析装置および各種臨床検査機器を提供しています。テラサキの開発設計・製造している人工透析装置では、人工透析を自動制御で行うのと同時に、監視・記録機能等を備えた機種を複数展開しています。また、臨床検査機器は尿、血液、感染症等の分析を自動で高速処理し、その結果をデータとして出力する機能を兼ね備えています。これらの医療関連機器製品は、多くの医療機関で利用いただいており、人々の健康を支えること、そして、これからの医療分野の研究開発に役立っています。

メディカルデバイス

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