PEOPLE ［ 社員インタビュー ］
知らない技術を身に付け
新たな地平を切り開く
開発設計
2017年入社
INTERVIEW1 志望理由
電気電子の知識をフルに生かせるから 当社への道を選択する
大学では3年生まで電子回路を中心に学び、プライベートでギターのエフェクターを自作した経験もあり、将来は電気電子系の設計開発を行っている企業に進みたいと考えていました。大学の就職課に希望を伝えたところ、紹介してもらえた会社の一つに寺崎電気産業がありました。業務内容が私の期待する内容だった点に心動かされたのが入社の最大の決め手。ちょうど就活をしていたのが本社の建て替えられた頃で、きれいな職場環境に好印象も抱きました。
入社して配属となったのは医療機器の設計・開発を担うメディカルデバイス部です。私はソフトウェア担当として、操作画面の作り込みから各種制御ソフトの実装まで、さまざまな角度からソフト面を支えてきました。
INTERVIEW2 仕事内容
専門外だったプログラム言語も 楽しく覚えていくことができた
配属当初は医療機器のソフトに対して、関係者のコメントをもとに修正していくといった部分から仕事に関わりました。学生時代、プログラミングの授業は受けたものの、専門分野だったわけではありません。業務上、使うことになったプログラム言語のC++も詳しく知っていたわけではなかったですが、好奇心を持って学ぶことができたので言語の習得にはそれほど苦労はしなかったように思います。
2年目になる頃には修正対応のみならず、医療機器の情報を画面で表示する機能の新規開発を任せられました。新しくシステムを開発するのには、ある程度の時間がかかってしまうのが常。間違いが発生すると解決するために余計な時間が必要になって完成が伸びてしまいますから、一つひとつのチェックを綿密に行いながら、正確に仕事をしていくことを心がけました。
INTERVIEW3 仕事のやりがい
案件の難易度が高まるたびに 少しずつ成長を遂げていく
3年目の終わりには新たな医療機器の実験機の実装に挑戦することになりました。その仕事までは既に存在していたソースコードに新しい要素を付け加えていく感覚の開発が中心でしたが、この案件ではゼロからソースコードを作っていくことになりました。今まで以上に深い知識が求められましたから、独学で学びを重ねていくのはもちろん、セミナーを受けて使用する技術の情報を仕入れたり、ハード担当者とコミュニケーションを密にとってあるべき形を探ったりして工夫を重ねていきました。当時はあまり感じませんでしたが、振り返ってみるとこのときにゼロから構築する力がしっかりと身に付き、新規開発の面白さを体感できたのかもしれません。
2022年からは新規医療機器の開発に臨んでいます。量産を目指してスタートした開発だけに、安全性を高めるためにも医療機器としての規格を厳密に決定する必要がありました。私もソースコードだけに集中するのではなく、ドキュメントを書く時間を長く取るなど、新しい角度からの仕事に臨むことができました。
INTERVIEW4 仕事のやりがい
新しい技術を身に付けることで 自分自身の成長を感じ取る
この数年でさまざまな医療機器の開発に携わることで、知見が大きく広がったとの感触を覚えています。毎回、異なる角度からのソースコードの書き方が求められ苦労はあるにせよ、試行錯誤の末、無事に意図通り動く瞬間は、開発者としてこの上ない嬉しさを味わうことができます。
もちろん、なかなか開発が上手くいかないのは日常茶飯事ですが、だからといって、立ち止まっていては何も解決されません。まずは自分の手を動かして可能性を探り続けるのは大前提。さらに医療機器開発でも 電気・電子やハードウェアを専門とするチームの技術者、お客様ともコミュニケーションを交わしながら、チーム一体となって解決策を講じていくことを強く意識しています。
直近ではグループリーダーの肩書がつき、ソフトウェアグループのメンバーの作業のサポートをする役割を担っています。自分の技術を高めるのはもちろん、後輩の指導にもしっかりと勤しんでいきたいと思っています。
今後の目標
私が楽しさを感じるのは、新しい技術に触れる時間にほかなりません。これからも会社が新しい何かにチャレンジする場合、真っ先に対応できる技術者になりたいと思っています。今後、AIを使って分析するような医療機器も出てくるでしょうから、その開発の際には率先して手を上げるつもりです。
オフショット
休日はスクーターに乗って、一人でツーリングに興じています。購入して1年と少しですが1万5000㎞を走破。気分転換にちょうどいい乗り物だと思います。
