PEOPLE ［ 社員インタビュー ］
海外の技術支援を通して
モノづくりの醍醐味を堪能
生産技術
2015年入社
INTERVIEW1 志望理由
設計図を具現化するための 道筋を作る仕事
大学では電気工学を専攻した私は、それを生かせるような製造業を目指して就職活動をしていました。建設機械や冷蔵設備など幅広いジャンルのメーカーを見ていた中で、当社に関しては同じ研究室の先輩が就職していた縁で存在を知りました。入社の決め手となったのは船舶用配電技術という分野でトップシェアを有していること。また、地元の関西で勤務したかったので、大阪本社の技術者として働ける点も魅かれたポイントでした。
生産技術課に配属されてからはいくつかの業務に携わってきました。そのひとつが生産推進業務。新規開発品に関して、設計から上がってきた図面をもとに工場と連携しながら試作を行い、量産開始まで導くのがその役割。これまでにブレーカの差込形補助回路端子台、複数台並べたブレーカのオンオフを制限するインターロック装置などに携わってきました。
INTERVIEW2 仕事内容
リーダーシップを発揮する立場へ 海外出張にも挑戦
最初は先輩の下についていた私も、2～3年目からは担当を持つようになり、工場などに指示をする立場となりました。業務上、多くの人とコミュニケーションを重ねていくことになるので、大切にしてきたのは誠実に対応すること。曖昧なままで回答するようなことはせず、しっかりと調べた上で作業を進めてもらうことで、一つひとつ信頼を積み上げていきました。
生産推進業務と並行して、海外子会社や代理店の生産サポート及び技術指導を行う「海外ノックダウン生産業務」も担当してきました。ノックダウン生産とは、部品を海外へ輸出し、現地で組立てを行う生産方法のことです。当社のブレーカは仕様が多岐にわたっており、オーダーに合わせて日本から海外に出荷していると納期がかかりすぎるため、基本的な部品を海外拠点に在庫として持ってもらい、求められた仕様に合わせて現地で取り付けてもらう形にしています。私たちは現地でのトレーニングや遠隔でのサポートを行っており、マレーシアやイギリスなどへの出張も経験しています。
INTERVIEW3 仕事のやりがい
マーケティングに異動したことで お客様の視点が身に付く
2年ほどの期間ですが、ジョブローテーションの一環でマーケティング課に所属していた時期もあります。マーケティングといっても市場調査に留まることなく、海外の第三者認定取得のサポート、大手企業のOEM生産における仕様の打ち合わせ、各国の環境規制の調査といった技術的な側面に深く関わるケースが多くなっていました。
異動してよかったのは、お客様と話す機会が得られたことに尽きます。生産技術では社内や協力会社と話をするものの、お客様との接点がほとんどなかっただけに、エンドユーザーがどういう機能を重視してブレーカを選んでいるかが見えたのが大きなプラスになりました。実際、生産技術に復帰してからも、お客様の考え方を考慮しながら広い視点から物事を捉えられるようになりました。
INTERVIEW4 仕事のやりがい
図面が形になるまでのプロセスを 支えられる面白さ
直近では付属品ではなく、ブレーカ本体の生産推進業務に取り組んでいます。長期的な案件であり、部品点数も多く、組み立ての工程も多岐にわたります。難しいことも多いだけに、関わる人と細部まで調整をしながら仕事に臨んでいます。
生産推進業務は、図面だった製品が形になるまでの間、一番近いところにいられるのがやりがいだと感じています。しかも、身近な著名建築物にも私たちがかかわったブレーカが納入されているとも聞いており、影響力の大きい仕事だというのもわかります。
海外ノックダウン生産業務ではコロナ禍で現地に行けなくなっていた時期が続きましたが、2023年5月には久しぶりにマレーシアでのトレーニングに携わるなど、再び新しい動きが見受けられるようになりました。改めて海外案件の対応にもしっかりと臨んでいきたいですね。
今後の目標
現在、ブレーカに関する大きなプロジェクトに関わっているので、まずはそれを無事完遂させるのが当面の課題です。また、海外出張の予定もありますが、今度は私一人で出かけることになるかもしれません。これも問題なく全うできる力を身に付けたいと思っています。ちなみに現状、海外案件はマレーシアの対応が中心ですが、将来はより多くの海外のグループ会社や代理店と仕事ができればと思っています
オフショット
家族が地域のチームに参加していた縁で、数年前から週末にソフトボールを楽しんでいます。4歳と1歳の2人の子どもと遊ぶ時間もしっかりと確保しています。
