2025年3月10日
寺崎電気産業株式会社
寺崎電気産業株式会社が製造、販売する新型高圧配電盤「HS50」が搭載された大型コンテナ船「OOCL Bauhinia」が、2024年12月に運航を開始しました。
本船は、16,828TEUのコンテナ積載能力を持つネオパナマックス型※コンテナ船で、全長366.99メートル、全幅51メートルとなります。最新の環境規制に適合する設計が施されているだけでなく、エネルギー効率や安全性、乗組員の快適性にも配慮したデザインであることが特徴です。
船主は香港の海運会社である東方海外貨櫃航運公司(Orient Overseas Container Line Co.,Ltd.)であり、川崎重工業株式会社の中国合弁造船所である大連中遠海運川崎船舶工程有限公司(Dalian COSCO KHI Ship Engineering Co.,Ltd.)において建造されました。
今回本船に採用された「HS50」は、当社従来機種「HS21」と比べ小型化・大容量化を実現し、今後の船舶の大型化・電動化にも対応した最新の高圧配電盤です。
また、高圧配電盤「HS50」に加え、集合始動器盤「GS50」、統合監視制御システム「TERANET50X」、陸上電力供給システム「TERASAKI Shore Connection」も搭載されており、本船の安全性と環境対策に大きく貢献しています。
当社は、今後も船舶の高度な運航支援・安全性・経済性の向上に貢献してまいります。
※:2016年のパナマ運河拡張工事以降の新設閘門を通過できる最大サイズとして作られた船舶サイズ
写真提供:OOCL