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当社社員が国土交通大臣表彰を受賞しました

 7月20日、当社社員の小谷雄二氏が海事産業発展に貢献したとして、国土交通省海事関係功労者大臣表彰を受賞しました。 

 国土交通省では、毎年「海の日」にちなみ、海運・造船・港湾・船舶などの海事産業で多年にわたり業務や職務に精励された方々や、顕著な発明・考案により海事産業発展に貢献のあった方々を表彰しています。本年度は、全体で15829団体が受賞し、当社が関わる船舶関係の受賞者は23名でした。

 小谷氏は環境・安全に配慮した船舶高圧陸電システムを開発し、その技術が広く社会で実用化され、結果的に環境改善や経済性向上につながったと認められたことが受賞の理由となりました。また、小谷氏の受賞項目は「発明・考案」であり、この項で受賞となったのは、同氏のみでした。

 船舶高圧陸電システムは、停泊中船舶に陸上側から高圧の電力を送電することで、船舶発電機を停止させるシステムで、船舶から排出される環境汚染物質や騒音を極限まで削減することが可能となります。
 この方法による環境対策は、2004年頃からアメリカ・カリフォルニア州で本格的に導入が始まり、最初のターゲットは停泊中の電力消費量が多いコンテナ船を対象としていました。その後、船舶高圧陸電システムに関する国際規格が制定されたこともあり、現在では他地域の港湾や、コンテナ船以外の船種にも広がりつつあります。
 小谷氏はカリフォルニアでの本システム立ち上げ当初より開発に深く関わるとともに、国際規格制定のための各種会合及び作業部会にも数多く出席し、船舶高圧陸電システムの実用化に貢献しました。

以上