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国交省選定「ビッグデータを活用した船舶機関プラント事故防止による安全性・経済性 向上手法の開発」プロジェクト完了~安全運航の追求と新たな価値創造に貢献~

2021年4月28日
寺崎電気産業株式会社

 国土交通省の平成28年度「先進安全船舶技術研究開発支援事業」の補助対象事業に採択され,5年(弊社は4年)に渡り取り組んでまいりました「ビッグデータを活用した船舶機関プラント事故防止による安全性・経済性向上手法の開発」につきまして,令和33月をもってプロジェクトが完了いたしました。

 本プロジェクトでは,ビッグデータの活用による機関プラントの重大事故(環境に悪影響を及ぼす,安全を損なう,経済的に大きな損失を与える可能性があるハイリスク事故)の低減を目指し,重要となる6つのテーマを掲げ,取り組んでまいりました。
 弊社は,6テーマある中の2テーマ(ブラックアウト予兆診断システム,データロガーでの高度アラームシステム)について,造船所(日本シップヤード(研究当時ジャパンマリンユナイテッド)),船会社(日本郵船株式会社,株式会社MTI)及び船級協会(一般財団法人日本海事協会)という立場の異なる企業・団体と連携し,海運業界でのオープンイノベーションによる開発を実施いたしました。
 結果として,各社単独では成し得なかった様々な革新的知見を得ることができ,本プロジェクトの目的を達成するとともに技術力向上,競争力強化に大きく寄与いたしました。

 本プロジェクトによって得られた知見は,従来,乗組員の経験や限られたデータに頼らざるを得なかった機関プラントの運用に関し,高度な運行支援や船上機器の故障予知・予防,安全性・経済性の向上といった点で大きく貢献するものであるとともに,今後の自動運航船の開発に必要な重要技術となると考えております。

以上

210427_国交省成果_HP掲載図.jpg